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法政大学 
経営学部 
経営学科 

教授 
坂上 学 
サカウエ マナブ 
SAKAUE Manabu 


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更新日:2019/10/18 

経歴
大阪市立大学  商学部  助手  1994/04/01-1995/03/31 
大阪市立大学  商学部  講師  1995/04/01-1997/03/31 
大阪市立大学    商学部  助教授  1997/04/01-2002/03/31 
大阪市立大学  大学院経営学研究科  助教授  2002/04/01-2007/03/31 
大阪市立大学  大学教育研究センター  兼任研究員  2003/04/01-2009/03/31 
大阪市立大学  大学院経営学研究科  准教授  2007/04/01-2009/03/31 
大阪市立大学  大学院経営学研究科  特任教授  2009/04/01-2012/03/31 
法政大学  経営学部  教授  2009/04/01-現在 
法政大学  イノベーション・マネジメント研究センター  兼担所員  2013/04/01-現在 

学歴
早稲田大学  社会科学部  社会科学科  1988/03  卒業 
早稲田大学  商学研究科  会計学  博士前期  1991/03  修了 
早稲田大学  商学研究科  会計学  博士後期  1994/03  中退 

学位
博士(経営学)  大阪市立大学  2017/09/29 
商学修士  早稲田大学  1991/03/15 

教育・研究活動状況
財務情報がXBRL形式によって入手できるようになった現在、以前よりも詳細な財務情報が手軽に扱えるようになっている。このような環境を活用することによって、従来ではわからなかった財務数値の様々な分布特性がわかるようになるかもしれない。現段階において、企業の当期純利益や純資産の額と累積企業数との関係が Zipf の法則に従って分布することがわかっている。また仕訳データの最上位の数字について1桁をとった場合と2桁をとった場合のいずれにおいても、その出現頻度が Benford の法則に従うことが知られている。このような分布はベキ法則(power law)に従うもので、自然界にはしばしば観察される分布であるが、このような分布特性を持った数値を分析するためには、従来のような正規分布を前提とする分析手法が基本的に使えないため、会計研究に対する新たな手法(フラクタル分析など)の適用可能性についても調査している。

これまでの研究(科研費課題番号:22530495)において、企業規模、当期純利益、売上高など特定の数値に関しては、両対数分布において概ねマイナス1の角度を持つ分布、すなわち冪乗則に従う分布を持つことが明らかになった。またこの分布は必ずしも綺麗な直線ではなく、途中でゆるやかに折れ曲がる上に凸の曲線であることも判明した。折れ曲がるという結果については当初予想された分布とは異なっているため、今後の課題として更なる調査の必要性が明らかになった。この他に、財務数値の最上位1桁目の数字の出現頻度と2桁目の数字の出現頻度の分布を調べた結果については、冪乗則のひとつである「ベンフォードの法則」の理論値どおりの結果が得られた。上位2桁目までの数字を取ると、10、20、30、…という切りの良い数字において頻度が突出し理論値通りの結果とはならなかったが、これは表示精度(多くの企業は百万円)の問題で数字が丸められてしまっていることに起因するものであり、丸められた数字を補正した上で出現頻度を見ると、ほぼ理論値通りの分布が得られた。データを扱う上で、表示精度の問題が結果に大きな影響を与えうることも判明した。 
純資産額と累積企業数 当期純利益額と累積企業数
純資産額と累積企業数 当期純利益額と累積企業数
財務数値の1桁目の数字の頻度分布
財務数値の1桁目の数字の頻度分布

研究分野
会計学 

研究キーワード
財務ディスクロージャー 
XBRL 

研究テーマ
事象アプローチによる会計ディスクロージャーの拡張  会計ディスクロージャー、事象アプローチ  1994-現在 
財務数値の分布特性  財務データ、冪乗分布  2009-現在 

受託・共同・寄附研究実績
電子申告におけるXBRLの意義と役割  2009-2010  その他 
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競争的資金等の研究課題
機械学習を応用した財務諸表の不正発見(研究代表者:坂上学・法政大学, 課題番号:18K01923)  科学研究費  基盤研究(C)  2018/04/01-2023/03/31 
財務会計情報の分布特性と解析手法の探求(研究代表者:坂上学・法政大学, 課題番号:25380620)  科学研究費  基盤研究(C)一般  2013/04/01-2018/03/31 
XBRL環境下における財務データの統計的性質に関する調査(研究代表者:坂上学・法政大学, 課題番号:22530495)  科学研究費  基盤研究(C)一般  2010/04/01-2013/03/31 
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著書
事象アプローチによる会計ディスクロージャーの拡張  坂上 学  中央経済社  2016/03/29  978-4502182716 
中小企業の会計制度  河﨑照行  223-236  中央経済社  2015/03/31  978-4502138416  2009年に中小企業版IFRSが公表されたことをうけて、各国で中小企業会計に関する議論が活発化している。本書はその影響を通じて、日本・諸外国の制度的実態を究明したものである。 
体系現代会計学第6巻 財務報告のフロンティア  347-378  中央経済社  2012/09/20 
RIETI IFRS時代の最適開示制度-日本の国際的競争力と持続的成長に資する情報開示制度とは  195-216  千倉書房  2011/10/01  978-4805109762 
新版 会計人のためのXBRL入門  1-253  同文舘出版  2011/09/20  978-4495189327 
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論文
過渡期にある会計研究 : 定量的研究方法の課題と展望  坂上 学  會計  森山書店  189/ 4, 395-405  2016/04  0387-2963  URL 
(MISC)総説・解説(その他)  単著  監査データ標準(ADS)をめぐる動向について -XBRL GL技術の監査への応用-  会計監査ジャーナル  716, 117-124  2015/03 
解題深書 データマイニングと会計研究  坂上 学  企業会計  中央経済社  67/ 2, 296-299  2015/02  0386-4448  URL 
The Impact of XBRL Adoption on theInformation Environment: Evidence from Japan  Bai Zhenyang, Sakaue Manabu, Takeda Fumiko  The Japanese Accounting Review  Research Institute for Economics & Business Administration - Kobe University  4/ 2014, 49-74  2014  2185-4785  URL  This article investigates whether and how the Japanese Financial Services Agency's mandatory use of XBRL affects investors in assessing financial information. Although regulators expect the introduction of XBRL to enhance the transparency and quality of business reporting, given the non-trivial implementation and learning costs, whether the XBRL-based disclosure reduces the information asymmetry between sophisticated and less-sophisticated investors remains an empirical question. As prior studies in other countries employing mandatory XBRL adoption provide mixed results, our analysis of the Japanese case should be somewhat insightful because Japan is one of the few countries where thousands of listed firms were forced to use the XBRL format all at once. By examining various measures in the pre- and post-XBRL periods, we provide evidence consistent with the notion that the adoption of XBRL has helped to improve the information environment, as indicated by the reduction of event returns volatility, absolute cumulative abnormal returns, changes in the standard deviation of returns, and the abnormal bid-ask spread. 
円卓討論 監査・会計研究のイノベーションの探求 (特集 監査・会計研究のイノベーションの探求)  千代田 邦夫, 中野 誠, 坂上 学  會計  森山書店  185/ 3, 403-428  2014/03  0387-2963  URL 
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研究発表
口頭発表(一般)  冪乗則と非線形モデルへの展開(統一論題『会計学のイノベーション』第3会場「監査・会計研究のイノベーション」第2報告)  日本会計研究学会第72回  2013/09/05 
口頭発表(一般)  Discussant Comments for Prof. Sangho Do's Paper and Prof. Jungmin Kim's Paper  Accounting Research Forum in East Asia 2011  2011/11/26 
口頭発表(一般)  日本における社会関連会計研究の態様  日本社会関連会計学会第24 回全国大会  2011/10/01 
口頭発表(一般)  The Current State and Issues of the Introduction of IFRS Taxonomy into EDINET  Korean Association of International Accounting  2011/04/23 
公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  XBRLの概要と監査・セキュリティ上の課題(講演)  2010年度システム監査学会第24回研究大会  2010/06/04 
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受賞
2008年度日本簿記学会賞  2008/08/29  分担執筆(中野常男編著『複式簿記の構造と機能-過去・現在・未来-』同文舘, 2007年11月20日発行) 
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担当授業科目
簿記入門Ⅰ 
会計学入門Ⅰ 
監査論Ⅰ 
ワークショップ(アカウンティング・ファイナンス) 
簿記入門Ⅱ 
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所属学協会
日本会計研究学会  1994-現在 
ディスクロージャー研究学会  2000-現在 
日本社会関連会計学会  1994-現在 
日本簿記学会  1995-現在 
日本経営分析学会  2009/06-現在 
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