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法政大学 
文学部 
哲学科 

教授 
山口 誠一 
ヤマグチ セイイチ 
YAMAGUCHI Seiichi 



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更新日:2019/03/14 

その他の所属・職名
大学院  人文科学研究科 

経歴
東京都立大学人文学部哲学科 助手  1982/10/01-1985/03/01 
東京都立府中リハビリテーション専門学校 非常勤講師(「哲学Ⅰ」担当)  1982/10/01-1985/03/01 
法政大学第一教養部 専任講師(「哲学」担当)  1985/04/01-1988/03/31 
東京都立大学人文学部 非常勤講師(「倫理学」「哲学」担当)  1986/04/01-1991/03/01 
法政大学第一教養部 助教授(「哲学」担当)  1988/04/01-1994/03/31 
東京都立大学大学院人文科学研究科 非常勤講師(「哲学演習」担当)  1989/04/01-1991/03/01 
ドイツ・ミュンヘン大学 客員研究員  1991/04/01-1992/03/01 
ドイツ・ボーフム・ルール大学付属ヘーゲル・アルヒーフ 客員研究員  1992/04/01-1992/09/01 
法政大学第一教養部 教授(「哲学」担当)  1994/04/01-2003/04/01 
法政大学文学部 兼担教授(「哲学演習(10)」担当) (現在に至る)  1996/04/01-現在 
金沢大学教育学部 非常勤講師(「倫理思想史」担当)  1997/01/01-1997/03/01 
法政大学文学部 兼担教授(「倫理学概論」担当)  1998/04/01-1999/03/01 
慶応義塾大学文学部 非常勤講師(「哲学」担当)  1998/04/01-2000/03/01 
放送大学学園教養学部 非常勤講師(「現代人のための哲学」担当)  1999/04/01-2001/11/30 
東京都立大学人文学部 非常勤講師(「哲学特殊講義」担当)  2001/04/01-2001/09/30 
法政大学文学部哲学科 教授 同大学大学院人文科学研究科哲学専攻 教授 (現在に至る)  2003/04/01-現在 
早稲田大学大学院社会科学研究科地球社会論専攻博士論文審査委員  2007/04/12-2007/10/06 
立正大学文学部非常勤講師  2012/04/01-2013/03/31 
朝日カルチャーセンター横浜 講師  2015/04/01-2017/12/31 

学歴
東京大学  文学部  哲学  1978  卒業 
東京都立大学  人文科学研究科哲学専攻  西洋哲学  博士後期  1982  中退 

学位
学士  東京大学  1977/03/31 
修士  東京都立大学  1979/03/31 

教育・研究活動状況
(研究)
「20世紀から21世紀にかけての人間像の転換」というテーマに取り組んでいます。大雑把にいえば、20世紀の人間像は「理性的な意識」を中心とした合理的な人間像でした。 しかし、歴史経験からいっても、心理学や生理学などの人間科学の知見からいっても、人間には無意識的、あるいは身体的な要素が大きいことがわかってきました。
 歴史経験でいえば、典型的には経済や歴史を人間の理性でコントロールできると考えた計画経済や社会主義の失敗があります。
 人間科学の成果でいえば、人間は自由意志で動いているのではなく、無意識的な神経活動が人間の自由意志というものを作り出し、その結果として人間が行動している、つまり、無意識な身体的な活動というものが、人間の行動に影響を及ぼしていることが明らかになりつつあります。 
 そこで、哲学的行為理論の視点から、人間像がどう変化していくのか、それを解明して予測したいと考えています。人間の行為の源はどこにあるのかを問う行為論の視点に立って、へーゲルからニーチェへの流れの中で、哲学の学説を手掛かりにしながら、探求していきたいと思っています。
(教育)
 昨今の大学では、学生の理解力にあわせた授業が求められるようになっています。そこで私は、授業のスタイルを従来の講義形式から大幅に変更しました。映画やアニメ、スライドなどを利用して、哲学の抽象的な内容を、具体的な映像で理解してもらえるような授業を展開しています。
 以前はテレビアニメの「新世紀エヴァンゲリオン」や手塚治虫の「火の鳥」などを利用していましたが、最近はもっぱら、「マトリックス」や「ソフィーの世界」などの映画を教材として使っています。もちろん、イメージでの理解はあくまでも導入であり、そこから哲学のテキストに入っていきます。
 しかも、その際にも、テキストに書かれている抽象度の高い内容を概念図として表現し、学生に発表してもらうことにしています。概念図にすると複雑な内容が落ちるとの批判は承知していますが、多少の単純化はあっても、理解できる部分を増やすという意味での効果に期待しているのです。
 その上で、私が高校生のときに直面したように、幸福に生きるための道を自分なりに考えてもらいたいのです。現代は「高度情報消費社会」であり、お金を払って楽しみを受動的に享受する方向にばかり向いています。しかし、情報を有効に利用しながらも、情報に使われず、オリジナルな価値を創造してほしいのです。ものごとを"原点"から考える哲学は、その大きな指針になると思っています。 

研究分野
哲学 

研究テーマ
ドイツ哲学  ヘーゲル,ニーチェ 
行為の哲学  意図,動作,結果 
西洋哲学史における新プラトン主義の影響作用史の研究ー古代から近世に至るまで  プロティノス,プロクロス,ヘーゲル 

受託・共同・寄附研究実績
Hegel: The Foundation of the Science of Logic. The Position of the Thought toward Objectivity  山口誠一  Paulo Livieri, SUGASAWA Tatsubumi  2017-2017  共同研究  国際共同研究 
ニーチェとヘーゲル  2009-2010  その他 
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競争的資金等の研究課題
ニーチェとへーゲル  学内特定研究  法政大学  競争的資金獲得助成金  2009/04/01-2010/03/31  仮象論とりわけ行為論という視点に立ってヘーゲルからニーチェへの地下通路に焦点を当てながら19世紀ドイツ哲学史を刷新し、ディオニュソス哲学のへの道を現代に提言することを課題としている。 
プラトニズムの歴史における人間観の変遷  科学研究費  基盤研究(B)一般  2002/04/01-2005/03/31 
プラトン主義の伝統における継承と受容  科学研究費  基盤研究(B)一般  1999/04/01-2002/03/31 
ヘーゲルの古代ギリシア哲学論  科学研究費  その他  1997/04/01-1998/03/31 
西洋哲学史における新プラトン主義の影響作用史の研究―古代から近世に到るまで―  科学研究費  基盤研究(A)一般  1994/04/01-1997/03/31 
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著書
ヘーゲル・ハンドブック――生涯・作品・学派――  ヴァルター・イェシュケ  知泉書館  2016/06/20  本書は、生涯と学派に加えて、著作と講義を発展史の方法で概説している。   
日本におけるへーゲル  山口誠一、久保陽一編  pp.1-232  Lit Verlag  2015  978-3-643-90317-4  本書は、1878年から今日までの日本へーゲル研究史を概観するとともに各分野でも研究史を踏まえながら分野別テーマについて論じている。 
Die japanischsprachige Hegel-Rezeption von 1878 bis 2001. Eine Bibliographie.  大河内泰樹  Peter Lang Edition  2013/10  978-3-631-64832-2  Schon seit dem Beginn der Modernisierung des Landes am Ende des 19. Jahrhundert ist Hegel nebst Kant der einflussreichste westliche Philosoph in Japan. Die vorliegende Bibliographie gibt erstmals einen Gesamtüberblick über die japanischsprachige Hegel-Rezeption(1878-2001).Die Bibliographie umfasst ca. 4500 japanischsprachige Titel der Übersetzungen von Hegels Schriften, Monographien, Hegel-Aufsätzen, sowie Lexikonsartikeln usw.(mit japanischen Zeichen, Umschrift und deutscher Übersetzung).Der speziell numerierte Autorenindex erlaubt einen schnellen und allumfassenden Zugriff auf die Einzeleinträge und einen ersten groben Überblick über Rezeptionsmuster. Des weiteren ermöglicht die vorliegende Bibliographie tiefergehende Studien zum interkulturellen Austausch zwischen der Deutschen und Japanischen Philosophie. 
ニーチェ《古代レトリック講義》訳解  1-158  知泉書館  2011/01  978-4-86285-100-0  本書は、本邦初訳のニーチェ『古代レトリック講義』と詳細な解説そして資料を収めている。 
ニーチェとヘーゲル―ディオニュソス哲学の地下通路ー  1-286  法政大学出版局  2010/02  本書は、仮象論とりわけ行為論という視点に立ってヘーゲルからニーチェへの地下通路に焦点を当てながら19世紀ドイツ哲学史を刷新し、ディオニュソス哲学のへの道を現代に提言することを課題としている。 
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論文
研究論文(大学,研究機関紀要)  単著  プラトン『プロタゴラス』篇と現代  山口誠一  法政大学文学部紀要  78  2019/03/13  プラトン著『プロタゴラス』篇の光と影が知の歴史の中で明確になったのは、ヘーゲルによる学知の弁証法のおかげである。そして、その上で影から知の光を見ようとしたのはニーチェである。さらに、『プロタゴラス』篇で照らし出された行為を支配する知識への問いを再度照らし出したのはウィトゲンシュタインである。こうして、現代に到るまで、哲学は、プラトン対話篇の問いかけをめぐっているといえる。 
研究論文(学術雑誌)  へーゲルの『存在(ある)』と新プラトン主義  山口誠一  『新プラトン主義研究』  新プラトン主義協会  16, 31-37  2018/03/31  本論文では、『論理学』と『哲学史講義』新版から、ヘーゲルの「存在」の新プラトン主義的淵源を解明している。 
研究論文(大学,研究機関紀要)  単著  『精神現象学』〈序説〉第33節~第35節の解明  山口誠一  法政大学文学部紀要  76, 49-59  2018/03/13  本論文では、ヘーゲルの主体論を解明するために、「序説(Vorrede)」第33節~第35節を逐語的に詳細に註釈している。 
研究論文(学術雑誌)  単著  ドイツ観念論からドイツ新古典哲学へ  山口誠一  『理想』  理想社  700, 15-25  2018/03/10  本論文では、フィヒテ死後、ドイツ観念論はドイツ新古典哲学に変貌したことを解明している。 
研究論文(大学,研究機関紀要)  単著  『精神現象学』〈序説〉第30節~第32節の解明  山口誠一  法政大学文学部紀要  75, 巻末1-巻末12  2017/09/30  本論文では、ヘーゲルの主体論を解明するために、「序説(Vorrede)」第30節~第32節を逐語的に詳細に註釈している。 
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研究発表
シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  提題「プラトン『プロタゴラス』篇が現代に投げかける光と影」  プラトン・シンポジウム  2018/06/23  プラトン著『プロタゴラス』篇の光と影が知の歴史の中で明確になったのは、ヘーゲルによる学知の弁証法のおかげである。そして、その上で影から知の光を見ようとしたのはニーチェである。さらに、『プロタゴラス』篇で照らし出された行為を支配する知識への問いを再度照らし出したのはウィトゲンシュタインである。こうして、現代に到るまで、哲学は、プラトン対話篇の問いかけをめぐっているといえる。 
口頭発表(招待・特別)  シンポジウム「『ある』ことをめぐって」提題「へーゲルの存在と新プラトン主義」  新プラトン主義協会第22回大会  2015/09/30 
口頭発表(基調)  主題別討議「ヘーゲルと現代」趣旨  日本倫理学会第65回大会  2014/10/04 
公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  Hegel in Japan(1878~2012)  東アジアヘーゲル研究者会議  2013/09/15 
口頭発表(一般)  日本ヘーゲル研究史編纂の歩み  法政哲学会第32回大会  2012/06 
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担当授業科目
哲学Ⅰ 
実践哲学研究Ⅰ-1(大学院修士課程) 
実践哲学研究Ⅱ-1(大学院修士課程) 
哲学Ⅱ 
実践哲学研究Ⅰ-2(大学院修士課程)  
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教科書・教材
山口誠一著『クリエートする哲学―新行為論入門―』  2000/10  弘文堂 
N. Bolz, Eine kurze Geschichte des Scheins.  1999/04/01  Wilhelm Fink Verlag, München 
哲学  1994/03 
悦ばしき知識  1980/04/01 
G. W. F. Hegel, Enzyklopädie der philosophischen Wissenschaften. Ⅲ. (G. W. F. Hegel: Werke. Bd. 10)  1974/04/01  Redaktion: E. Moldenhauer und K. M. Michel, Suhrkamp Verlag, Frankfurt am Main 
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所属学協会
Internationale Hegel-Gesellschaft  2007/08-現在 
Internationale Nietzsche-Gesellschaft  2006/05-現在 
日本ショーペンハウアー協会  2006/04-現在 
日本ヘーゲル学会  2005/04-現在 
新プラトン主義協会  1996/09-現在 
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